節約にゃんちゅうファミリー

節約生活に励んでいるにゃんちゅうファミリーです。子育てなどの日々の悩みなどを書いています。

<ビジネス書>SDGs入門

<ビジネス書>SDGs入門 村上 芽著・渡辺 珠子著 日経文庫 初版:2019年
読書時間:5時間
オススメ度(5段階評価):5

SDGsの基礎について学びたい方にオススメです。
#気候変動#サステナビリティ#ESG#持続可能な社会#世界共通の成長戦略

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はじめに

気候変動、多様性、持続可能な社会など昨今様々な事が言われています。そして、それらの話題のキーワードに必ずSDGsが出てきます。ぼくは正直SDGsというものがなんなのかあんまり分かっていませんでした。パネルが17個あり、18個目が今後開かれるという都市伝説くらいしか知りませんでした(笑)
世界の流れ、自分がこれから向かう先を考えるためにSDGsを本気で勉強しました。僕たち家族は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

概要

SDGsはどこの団体が推奨しているどんな内容なのかがこの本を読むと分かります。そして具体的にどこの企業がどんな取り組みをしているのか?自分達は具体的にどのように貢献できるのか見つけるヒントが書かれています。今の時代、自分の会社だけが利益を上げればいいというのは終わりました。世界みんなが少しずつ成長していく、限りある資源を大切に使う、未来に繋げることが現代のテーマです。

1章 まずはSDGsを理解しよう

SDGsには17個の目標があります。その17個の中に169個のターゲットと232の指針があります。抽象的な目標をより具体化したのがターゲットです。
具体的な内容は下にユニセフのホームページを乗せています。
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/
2015年に国連で採択された、2030年に向けた全世界共通の持続可能な成長戦略が書かれています。

ターゲットによっては目標年を定めているものもあります。2020年や2025年などすでに過ぎてしまっているものもあります。

2章 SDGsとビジネスはどう結び付いているのか

Z世代といった若い人の間でSDGsはホットな内容のようです。10代、20代にとって2030年は少し先の未来ではなく、自分達が生きているすぐ先の未来になります。SDGsをしっかり見据えている会社こそ彼らにとって魅力ある企業です。そういう企業にこそ若い人材は惹き付けられます。

「やること」リスト、「やらないこと」リストを作る指針にもなります。目標やターゲットが明確になっているため新しい事業をする際の方向性を決めやすいです。17個の目標を総合的に見て、達成しているものを考える必要があります。達成できないむしろ目標と反対のことをしている項目がある場合は「やらないこと」リストにいれます。

3章 SDGsに取り組むときのヒント

SDGコンパスというツールがあります。国連がなどの3団体が共同で作ったものです。
会社のトップに関心を持たせる方法や会社理念の方向性を考えて方針を考える方法が書かれています。

第4章 SDGsにビジネスで貢献する

1つの方向を紹介します。まず、ゴールとなる目標やターゲットを選びます。「ゴール→長期的な変化→中期的な変化→短期的な変化→現在取り組むべきこと」と5段階のアウトカムやアウトプットを準備します。
「ゴール」となるものは自分自身が最もいいと思う事、社外に説明する時にわくわくする事で大丈夫です。ワクワクする物とは具体的に次のように考えます。
どんな所が魅力か(何に使えるか?お得感があるか?)
どんな人がその魅力に共感してくれているか?
共感してくれる人が増えたら、誰にとって良いか?
もっと大きく育つとしたらどのような所か?
弱点はどこか?
テーマに迷ったらSDGsの17項目に立ち返ります。

第5章 SDGsの取り組みテーマを選ぼう

この章では各企業がどんなことを具体的にやっているのか書かれています。
カルビースタディーサプリ、スウェーデンの住宅企業、介護職、SCSK、グラクソ・スミスクラインAmazonソフトバンクエナジー、三井住友林業などの取り組みが紹介されています。
ここではカルビーグラクソ・スミスクラインの取り組みを紹介します。

カルビー
お菓子メーカのCalbeeです。ここでは女性の労働にフォーカスし昔から女性を優遇してきたのようです。女性を優遇するあまり男性差別だと捉えた社員もいたとか。「女性の活躍なしに、カルビーの将来はない」というトップの信念があります。女性の管理職も25%を超えているという状況のようです。

グラクソ・スミスクライン
次は外資系医薬品メーカです。途上国での医薬品の流通に力を入れています。利益をできるだけ追求せず薬を提供するようにしています。薬だけでなくマラリアワクチンの供給なども積極的におこなっています。子供たちをマラリアから守る活動をしています。

最後にエシカル消費について触れます。
生産する時だけでなく消費する時にもSDGsを考えようというものです。エシカルとは倫理的な、道徳にかなったという意味があります。商品を作る過程で環境汚染はないか、児童労働や低賃金労働はないか、環境破壊はないかなど考えて消費します。ファーストファッションの問題などがこれにあたります。「沢山服の発注をし、売れない服は捨てる」これを繰り返すことが利益に繋がる現実。環境や労働に問題があるためニュースになっています。

まとめ

SDGsとは未来に向けての目標です。限りある資源を残し、世界中が成長し、未来に繋ぐことがテーマとなっています。自分や会社が取り組む社会的テーマもこの中から選ぶことが出来ます。今の時代個人でも動くことは出来ます。僕はこのブログを通してどのように世界に貢献するのか!お見逃しく!