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日本怪異妖怪辞典 四国

 

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日本怪異妖怪事典 四国 [ 朝里 樹 ]
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皆さんは妖怪について詳しいでしょうか。全国妖怪についての伝説は語り継がれています。地方によって伝承されている妖怪は少しずつ違っているようです。今回紹介する本は日本の妖怪四国編です。図鑑です!
こんな人にオススメ:日本の妖怪に興味がある方。妖怪の辞典を持っていたい方。妖怪の研究をしている方。四国に住んでいる方。歴史に興味がある方。


<文章構成 日本怪異妖怪辞典 四国>

表紙が可愛い妖怪(僕は好きなデザインです)でひしめき合っている本です。
本の中身に絵や写真は一切ありません。妖怪名、妖怪の説明がぎっしり書かれています。県別に妖怪が書かれおり、伝承されている地域が細かく書かれています。四国編という事で徳島県香川県愛媛県高知県、四国全域の順に妖怪が紹介されています。
索引が豪華という特徴もあります。五十音順、部類別、属性別です。
<目次 日本怪異妖怪辞典 四国>
はじめに
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
四国広域
その他

○コラム
・「四国に狐はいない」というおはなし
・四国を取り巻く妖怪偉人たち
・いざなぎ流に見えたる魔群魔性

○索 引
五十音順索引/部類別索引/属性別索引

 

<概要 日本怪異妖怪辞典 四国>


日本怪異妖怪辞典について


収録対象となっている妖怪は①地誌や伝説、昔話や寺社縁起などにみられるもの②民間伝承や俗信などにみられるもの③随筆や説話集にみられるもの④世間話や噂、流行にみられるもの⑤物語や園芸など芸能にみられるもの⑥絵画などにみられるもの⑦児童書など現代の創作性の高い書籍にみられるもの
本書は47都道府県別に掲載していますが、この地域にはこのような特徴の妖怪がいるというはっきりした差異はほとんど存在していません。とくに隣接地域には類似性があります。便宜上、都道府県別に取り上げられていると考えて下さい。
伝承地域が細かく書かれている為、地元の地域、住んだことがある地域には一体どんな妖怪が住んでいるのか調べることが出来ます。妖怪には地域毎の特徴もあるので地元の妖怪はどんな特徴があるのか調べていくと意外な発見があるかもしれません。

四国では狸の妖怪が多い!?狐がいないことについて
四国全般として狐はほとんどおらず、狸が支配しているというのは通説となっています。徳島の金長狸や香川の太三郎狸、愛媛のお袖狸など化け狸を祀る寺社が各地に存在しています。また、民話や世間話においても奇妙な悪戯や現象を起こすのは狸の仕業とされることが多いです。四国から狐が追い出された説話や民話が多く残されているようです。狸がメインの四国ですが、一部では狐の妖怪も存在はしているようです。

コナキジジは徳島県出身だった!?
ゲゲゲの鬼太郎」好きからするとよく知っている妖怪ではないでしょうか。鬼太郎をサポートするファミリーといったところですね。そんなコナキジジは徳島県出身の妖怪だったようです。阿波の山奥にいるという妖怪で、姿は爺だが、赤子のなき声をあげ、人が哀れに思って抱きかかえると、重くなりしがみついて離れず、最後はその人の命を取ってしまいます。水木しげるさんが漫画に採用したことで有名となった妖怪です。

 

四国地域の特徴


瀬戸内海によって本州から隔てられた地域であるためか、特に共通性が強いようです。狸>狐はすでに紹介しましたが、憑き物で定番の犬神、海から「杓くれ、杓くれ」と呼びかける亡霊、山に行けば遭遇する山爺、祈祷やまじないを用いる「太夫」など。

 

<まとめ 日本怪異妖怪辞典 四国>

幼少期から「ゲゲゲの鬼太郎」が好きだった僕にとっては本書はとても懐かしく面白かったです。まさかコナキジジが四国の妖怪だったとは知りませんでした。また、幼い頃絵本で読んだ妖怪もいくつか出てきたように思います。化け狸が題材の絵本は実は四国の物語だったのかなと思いながら読んでいました。四国に住んだことは無いですが、四国にはよく行っています。徳島の剣山、愛媛の松山、香川の高松など、なじみの場所も多いので本書は親しみやすかったです。
本書の妖怪はブログでも紹介されているようで拝見しようと思いした。四国だけでこのボリューム、日本全国集めて妖怪博士になるのも面白いと思いました。