糖尿病の薬を飲んでいる方、その御家族の方、医療従事者の方必見です。
低血糖の対応について、時々間違えた認識でおられる方がいるので訂正を込めて記事にしました。結論から言うと低血糖の時はとにかくすぐに血糖値をあげることを考えてください。血糖値が上がるのであればなんでもいいです!!ブドウ糖、ご飯、パン、砂糖などをたくさん食べてください。「飴ちゃんを舐めたら良い」では手遅れになることもあります。
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低血糖の症状は寒気、冷や汗などから始まり、放置しておくと意識消失を起こします。意識消失までいくと自分では対処出来ません。低血糖の症状に気がついてから一瞬で意識消失まで行くこともあります。血糖値下げる薬飲んでるけど、血糖値はいつも高いから私には関係ないわ!って思われている方!!それが危険!!
高齢になると低血糖の初期症状に気が付かず、いきなり意識消失ということもあります。
人間の脳はブドウ糖をエネルギーとして動いています。低血糖を放置しておくと頭が死んじゃう事があるんです。
慢性的(日頃から)に血糖値が高いと心臓の病気などのリスクになりますが、一時的に血糖値が低すぎる状態は死に直結するリスクになります。
低血糖時はたくさん食べて良い理由はお分かりいただけましたか?薬によってはブドウ糖でなければならないものもあるのでご注意ください。
低血糖時の対応は家族もしっかり理解しておく必要があります。少子高齢化が進むこの日本で親の命を守れるのはあなた自身です。
最後に低血糖時は「飴をなめる」ではなく、「とにかく血糖値をあげる」です。
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最後まで読んでくださりありがとうございました。
家族、友達で糖尿病薬を飲んでいる方がいる方はみんな当事者です。頭の片隅でいいのでこの知識を残していただけたら幸いです。
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医療従事者の方 HbA1cは年齢、ADLによって基準値は変わってくるので再度確認をしてください。