「山田錦の身代金」山本 薫作
読書時間:4時間
オススメ度(5段階評価):2
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はじめに
今日は日本酒についてのミステリー推理小説があったので紹介していきます。
日本酒×推理小説!理系大学出身で化学系エンジニアとして酒造に関わっていた作者による小説です。
概要
日本酒の製造工程や歴史、日本酒に使われるお米について学ぶことが出来ます。小説なのに学べところが沢山あります!専門的なことは詳しく説明があるので、製造工程など事前の知識はあまり必要ないです。実際の日本酒の銘柄などは2.3出てくるので知っている物があればテンションが上がるかもしれません。登場人物がたくさん出てくるのでややこしいのですが、人物紹介が最初のページに書かれています。
内容
酒造りの職人の杜氏が殺害されている所から物語が始まります。時を同じくして、脱法ハーブならぬ、「脱法ライス(この小説オリジナルのドラッグ)」というものが巷で出回るようになります。お米を品種改良することできたドラッグです。これが栽培されている場所が殺人現場付近の田んぼではないかという噂が入ってきます。
この殺人と脱法ライスがどのようにクロスするのか、どのように日本酒と絡ませてくのか見どころです。
田んぼでたくさんの稲穂が風で揺られている風景がすごく想像できます。そして、その中にもしかしたら脱法ライスの原料があるのかもしれないという不安も掻き立てられます。
感想
僕は、日本酒が好きなので、今回の本は読みました。正直、推理小説はあまり得意ではないです。(´ω`)日本酒×恋愛、日本酒×青春などがあれば今後も読んでみたいなと思いました。(о´∀`о)作者の今後の作品に期待してしまう作品でした!