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昨日に引き続きです。具体的な説話1つを使って僕の考えたことを記載してみます。
母鳥と三羽のひな
鳥の巣が嵐に巻き込まれ、巣もろとも三羽のひなも地上に落下してしまう危険が迫っていました。母鳥は避難させる為に一羽ずつ運ぶことにしました。避難の道中、次のことを聞きました。「お母さんは命がけでお前を助けようとしているが、お前はその代わりに何をしてくれるのかい?」一羽目は「そんなことを考えられる余裕がありません。とにかく私を安全なところに運んでください。」二羽目は「安全なところに運んでくだされば、毎日食物を運んで恩返します」と返答しました。お母さんはこの二羽とも避難の途中で下に落としました。
そして三羽目は、「私はお母さんが私にしてくれたことを、必ず自分の子供にもするつもりです」と答えた。これを聞いたお母さんはひなを安全な所に無事届けました。
解説
ユダヤ人は親から子へとユダヤの教えを受け継いで行くことを最も重要な事と考えています。特に家庭内での教育にとても力を入れています。日本のように塾やお稽古事に子供をゆだねることもしません。子供の頃、自分がしてもらって良かったことを子供にする。そうすることでお金ではない価値が次の世代に伝わっていきます。親は子供から目に見える見返りは求めません。自立して生きて行けることを望みます。
僕は小学校に上がるまでは母親と中学に上がるまでは父親にしっかり色々なことを教わりました。母親には言葉、パズル、のりハサミなどの使い方、人が生きていくのに必要なものを沢山教えてもらいました。そして、父親からスポーツ、勉強、真面目に生きることの大切さを学びました。
そして僕は親になりました。僕は子供に何を伝えて、どのようになってほしいと望むのだろうか。
勉強は出来ないよりはできた方がいいし、お金はあった方がいいでしょう。辛いことも沢山経験することになると思います。そんな時心折れず、自分なりの考えで答えを見つけ出せる子になってほしいです。自分の意見を持った自立した芯の強い子になって欲しいと願います。親として子供の疑問にはできるだけ答えてあげたいとも思っています。僕は自分が日々本を読んだり、何かに一生懸命になっている姿を子供には見せたいと思っています。
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今日が人生で一番若いです。僕は色んな本を読んで考えます。自分が考えていることが子供に伝わるといいなと思っています。