節約にゃんちゅうファミリー

節約生活に励んでいるにゃんちゅうファミリーです。子育てなどの日々の悩みなどを書いています。

世界一やさしい おうちゆるモンテッソーリ

世界一やさしい おうちゆるモンテッソーリの概要

この本はモンテッソーリ教育を挫折しないで家庭で実践するコツを書いています。
文章は抽象的で分かりにくい表現も所々ありますが、挿絵が理解を補ってくれます。全てのページに挿絵があり、より具体的に子育ての方法を示してあり、とても読みやすいです。

0歳から10歳までの子育て中の方に是非読んでいただきたい本です。

世界一やさしい おうちゆるモンテッソーリの文章構成

第0章おうちモンテッソーリの8大メリット
子育ての目標は自立した子供にすること。子供はやり方を知らないだけの立派なひとであること。

第1章モンテッソーリ教育きほんのき
モンテッソーリとは。おうちでモンテッソーリ教育を継続していくコツ。子供の集中、敏感期。大人の心得。

第2章「敏感期」を正しく知っておうちで生かす
敏感期とは。敏感期の見つけ方。「育ってる、育ってる」と思いながら10秒待つ。子供の好きを見つける方法。

第3章「環境」を正しく知っておうちで生かす
子供のものを選ぶコツ。子供が成長していく環境を作っていく。

第4章「教具」を正しく知っておうちで生かす
モンテッソーリ教育で重要となる教具とは。おうちモンテッソーリでは教具はいらない。子供が自発的に興味を持つこと。

第5章「集中」を正しく知っておうちで生かす
子供の集中とは。リアルな体験を繰り返す。絵本の選び方、発達にあった絵本の読み方。

第6章「ほめ方、しかり方」を正しく知っておうちで生かす
過程を上手く褒めるためには。自己肯定感を上げる褒め方を知ろう。親世代にはなじみのない褒め言葉を学ぼう

 

子育てのゴールは自立すること

幼児教育のゴールは「身の回りの事を自分でで出来て、間違ってもいいから自分で考えて行動し、自分の考えを表現出来るようになること」だと本書は考えています。その手段としてモンテッソーリ教育が使われています。
子供の自立を育む事がモンテッソーリ教育の本質です。子供は「快い」と感じることを繰り返します。その活動にチャレンジしたり、最後までやって「満たされた」と感じることで自信を持ったり自立すると言われています。

子供を一人の人間として尊重する。

子供は「やり方を知らない小さな人」。つまり子供は出来ないのではなく、知らないだけ。どんな子も、大人と対等で尊厳を持った一人の人です。
同様に子供に出来ないことがあるときは、体験が足りないことと考えます。子供の知能が低いのではなく、経験が少ないことに起因していると考えるのです。
子供は自分で育つ力を持つプライドを持った一人の人間です。親からの過剰なサービスや敬意の欠損は子供の向上心を奪うことになります。

成長の度合いには個人差はあるが、6歳までには大抵の事は出来るようになる。

子供の将来を考えて習い事や先取教育などを実施しますが、実は6歳までに得られる能力はほとんど同じであるようです。能力に差が出てくるのは6歳以降とのことです。ではどんなことをすると良いのか。それは特別な経験ではなく、日常でのコミュニケーションと本書では書かれています。いつも通りの日常で普段と少し違うことに目を向けて会話する、「秋の空は高いね」、「春になるとピンクの桜咲いたね。本で読んだよね」などです。繰り返しの日常で色々なことを話しかけることが重要なようです。

子供の興味が成長につながる

親が買い与えた物を無理やり継続させてもいいことはありません。嫌な事を親に無理やりやらされているとネガティブなイメージなるからです。子供の興味を如何に見つけるか方法が書かれています。
興味を探す方法は子供を観察することです。①どんな動きをしていて、どんなものを使っているか。②その中で困っていることはなんなのか。
この2点を踏まえて子供の視点に立って子供の世界に入っていきます。もっと詳しい本書を参照ください。

世界一やさしい おうちゆるモンテッソーリを読んで我が家の子育て振り返る

子供を一人の小さな人という認識ではいましたが、より敬意を持って接していきたいと思いました。子供は話せないだけ、経験が大人より不足しているだけ、これは必ず念頭に入れておきたいですね。色々な物を買い与えるのではなく、今ある物でしっかりコミュニケーションを取っていこうと思いました。会話は普段からしているつもりでしたが、日常から色々な物を見つけて語りかけます。
うちの子の成長はゆっくりで不安になることもありますが、6歳になった時、20歳になった時に一人で出来ないことはないと考えながら気長にやっていこうと思いました。