節約にゃんちゅうファミリー

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絵本力

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絵本力 SNS時代の子育てと保育 [ 浅木 尚実 ]
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子育て中の方、保育士など小学生以下の子供たちに関わる全ての方におすすめできる書籍を紹介します。

うちには成長がゆっくりな3際の子供がいます。3歳になりますが、まだ二語文も話せません。大人の真似や歌を歌ったりはするようになりました。絵本を読むと最近はかなり喜んでくれます。
赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせはしていましたが、これはどんな効果があるのかな?と思いながらしていました。2歳ころまで言葉は全くでなかったし、3歳になっても、指示も入らないことが多いです。
今回紹介する本を読んで僕は、もう少し気長にたくさんの絵本を読み聞かせていきたいと思いました。
子育てで悩んでいる方は一度読んでも見るのはありではないでしょうか。

 

【文章構成 絵本力】


文字はかなり多く、サラッと読める感じではないです。絵本の写真や子供たちに読み聞かせをしている写真などが所々にはあります。基本的には活字がメインの本です。
本全体を通して、絵本の読み聞かせの重要性が書かれています。前半は理論編と後半は実践編と題し全7章からなります。
何を目的にこの本を読むのかによると思いますが、私は読みにくい部分と読みやすい部分がありました。
絵本の読み方や絵本の効果、具体的な絵本の紹介などについてはとても面白かったです。
絵本を読むことで得られる効果について科学的に解説している部分は、個人的にはあまり興味がなかったので、かなり読みにくい印象でした。
家での読み聞かせと保育施設での絵本の読み聞かせが、章としてまとまっているとより読みやすい文章だったかもしれません。

 

【目次 絵本力】

理論編──絵本にはなぜ力があるのか?
第1章 絵本が育むひととの絆(愛着形成)
第2章 絵本が育てる子どものことば
第3章 読み聞かせの醍醐味
第4章 絵本が育てる子どもの力

実践編──エピソードでわかる絵本力
第5章 絵本のことばが合言葉
第6章 絵本は遊びの火付け役
第7章 知りたいを育てる

 

【概要 絵本力】


第1章 絵本が育むひととの絆(愛着形成)
この章ではなぜ赤ちゃんは可愛いのか、絵本を好きになってもらうコツが論理的に書かれます。
絵本を好きになる条件はお母さん、お父さんとに読んでもらうことです。「読んで」は「大好き」と同義です。

第2章 絵本が育てる子どものことば
絵本の言葉を親子で紡ぐ方法が書かれています。
絵本だけで、言葉を吸収したり状況を理解することは難しいです。生活の中で絵本の登場シーンを反芻していく必要あります。生活の中で親との会話が重要となります。本書では「おつきさまをみつけて」という絵本から子供が月の満ち欠けを理解した子供の話が描かれています。

第3章 読み聞かせの醍醐味
絵本から聞く言葉で頭脳が鍛えられることが書かれています。
赤ちゃんは自らも能力を持っており、刺激をきっかけに自発的な行動を行っていくと言われています。赤ちゃんが発するノンバーバルな言葉にも注力して理解していく必要性について勉強できます。

第4章 絵本が育てる子どもの力
大人になる前につけたい5つの基礎について書かれています。
1愛着の形成、2自己肯定感、3認知能力・非認知能力、4ユーモアのセンス、5思いやりの心
これら5つの土台をどのようにして絵本から身に着けていけるのか学ぶことが出来ます。自己肯定感の構築はこの時期から大切になってくることが繰り返しこの章では語られます。

実践編
5~7章では幼稚園や保育園での実際の読み聞かせの様子が描かれます。「どうぞのいす」や「おおきなかぶ」などが実際に紹介されています。これらの絵本を読んで子供たちにどのような影響があったのか書かれています。
「どうぞのいす」という絵本では一つの椅子で色々な動物が休憩し、食べ物を次の人のために置いていくというお話し。そのどうぞのいすを実際に作って、設置しみんなで楽しんだというエピソードが書かれています。

「おおきなかぶ」はかぶを色々な動物や人が協力して引き抜く話。ある子供がチューリップの球根をかぶと間違えて引き抜いてしまいます。かぶは引き抜いて食べるが、球根は植えて春に花が咲くことを実際に触れあうことを勉強できたというエピソードが書かれています。

 

【まとめ 絵本力】


僕は子供に本を好きになってもらいたいと考えています。理由としては困難に直面した時、本から解決策を探してほしいからです。人に聞いたり、ネットで調べることは現代では容易になっています。ですが、その情報は正確なのでしょうか。本に書いてあることだけが正解とはおもいませんが、読書は情報の正誤を自分で判断する技術にもなると僕は考えています。小さい時からの読み聞かせが読書好きになる一つの助けになればいいなと思い、僕は今日も子供に「はらぺこあおむし」を読んでいます。