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世界国勢図会(2022/23年) 世界がわかるデータブック [ 矢野恒太記念会 ]

世界国勢図会(2022/23年) 世界がわかるデータブック
矢野恒太記念会  2022年初版
オススメ度(5段階評価):2(無料で読めるなら毎年読みたいです。)
社会の先生、試験問題を作成する人にはオススメです。

 

 

はじめに

この本は公益財団法人矢野恒太記念会編集発行です。毎年発行されています。と言われてもどんな本かイメージがわかないですよね。この本を一言で言うと社会科の資料集です。色んな数字的データが揃っています。各国の人口、面積といった基本的なことから発電量や鉄鉱石の生産推移などマニアックなことまで色んな数字が書かれています。

矢野恒太記念会とは

矢野恒太さんとは第一生命の創立者です。保険のみならず統計、公衆衛生、社会教育など各方面に功績がある人です。1985年に刊行を開始したようです。

先程社会科の資料集と記載しましたが、社会科の資料集を作成する際この本を参考にすることもあるようです。その場合、参考資料に公益財団法人矢野恒太記念会と書かれています。

この本は世界の数字が書いてありますが、日本の数字が書かれている「日本国勢図会」や「データでみる県勢」、「日本のすがた」、「数字でみる日本の100年」も矢野恒太記念会のデータブックシリーズです。

内容

では具体的にどんなことがこの本では書かれているのでしょうか。
全13章から構成されています。
第1章世界の国々
第2章人口と都市
第3章労働
第4章経済成長と国民経済計算
第5章資源とエネルギー
第6章農林水産業
第7章工業
第8章貿易と国際収支
第9章財政・金融・物価
第10章運輸
第11章情報通信・科学技術
第12章諸国民の生活
第13章軍備・軍縮
各章についての総括が最初に書かれています。この最近で世界的な影響を及ぼしていることは3つ。ロシアによるウクライナ侵攻、世界的インフレ、コロナウイルス感染拡大です。それらの影響により、食料の値上がり、失業率の状況、金利上昇、電力の逼迫などがあります。その結果を数字として表しているのが本書です。索引もついており調べたいことを検索できます。
各章の総括には世界の動きを踏まえた考察が書かれており勉強になります。短くまとめられているので読みやすいです。

まとめ

数字が並んでいるだけの本だと思っていましたが、各章の総括はしっかりまとめられており勉強になります。毎年発売しているということで、総括だけでも毎年読んでいきたいと思いました。現代社会を知るのに最適な本なのかもしれません。