節約にゃんちゅうファミリー

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百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術 近藤康太郎 CCCメディアハウス

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百冊で耕す <自由に、なる>ための読書術 [ 近藤康太郎 ]
価格:1,760円(税込、送料無料) (2023/4/18時点)


 

この文章にたどり着いた人はおそらく読書好きの方と思います、そういう僕も週に1冊程度本を読む人間です。多い時は1週間に3-4冊読みます。これが多いか少ないかは置いておいて僕は本が好きだと思っています。そこで皆さんに質問があります。「読書」ということについて真剣に考察したことがありますか?例えば、「本は新品で買う?、中古で買う?、借りる?」「難しい本を読んで分からなかった時はどう解釈する?」「そもそも何のために、なぜ読書をする?」など...。本書はそんな「読書」について掘り下げて学ぶことが出来ます。

作者は慶応義塾大学文学部卒業後、朝日新聞社で記者をした後、現在は記者、ライターなどに文章を教えている方です。

「読書」についてここまで多角的に考えたことがなったので勉強になることが多かったです。

文章構成 百冊で耕す<自由に、なる>ための読書術

「読書について」掘り下げて評論している本です。各章A面、B面と真逆の主張をしている点が本書の面白い所です。例えば、1章は速読と遅読、7章は孤独の読書とみんなの読書。真逆の主張をした上でどちらがいいかは「読んでいる本」によって、「読んでいるあなた自身」によって、決めたらいいですよ!とこちらに選択させてくれます。

文章は論理的に進んでいくため、納得しながら読み進んで行くことできます。挿絵はなく、活字が敷き詰められているため一見かなり硬そうな本に見えます。ですが、「読書すること」のいくつかの謎が解けるかもしれません。「なぜ私は本を読むのか?」、「なぜ古典と言われる難しい本は昔から愛されているのか?」、「読書は教育によいのか」...。

僕自身の問題かもしれませんが、理解して読んでいく必要があるため速読は出来ませんでした(本書にも遅読の作法といものが掲載されています)。

目次 百冊で耕す<自由に、なる>ための読書術

第1章 終わりなき論争:速読の技術/遅読の作法

■A面 速読の技術――本を精査するためのスキニング

■B面 遅読の作法――空気を味わうためのテクニック

第2章 本という投資:本を買う/本を借りる

■A面 本を買う――百冊読書家になる

■B面 本を借りる――図書館マスターになる

第3章 読まないくせにというけれど:理想の積ん読/狂気の積ん読

■A面 理想の積ん読――かっこつけると見える景色がある

■B面 狂気の積ん読――愛しすぎると見失う本質がある

第4章 わたしは読めているのか:「分かる」読書/「分からない」読書

■A面 「分かる」読書――〈知る〉と〈分かる〉の違い

■B面 「分からない」読書――分からないとお嘆きのあなたへ

第5章 「論破力」より、深く掘る:批判して読む/憑依されて読む

■A面 批判して読む――ほんとうの「論破力」とは

■B面 憑依されて読む――転生したら作家だった件

第6章 読む本を選ぶということ:わたしが選ぶ/先人が選ぶ

■A面 わたしが選ぶ――ハマる贅沢を知る、偏食読書

■B面 先人が選ぶ――「必読リスト」で整う、健康読書

第7章 読書の愉楽:孤独の読書/みんなの読書

■A面 孤独の読書――強さと愛する力を手に入れる

■B面 みんなの読書――ナラティブすれば自分が分かる

第8章 何のために本を読むのか:あわいの娯楽/挑むべき修業

■A面 あわいの娯楽――かんたん読書主義者のススメ、七カ条

■B面 挑むべき修業――難しい本を読むための訓戒、六カ条

第9章 百冊で耕す:読むことは愛されること/読むことは愛するということ

■A面 読むことは愛されること――もてる読書術

■B面 読むことは愛するということ――不良の読書術

第10章 美しい日本語世界のわたし:母語でじゅうぶん/原書にあたってこそ

■A面 母語でじゅうぶん――日本語訳A、日本語訳B、さらに日本語訳C

■B面 原書にあたってこそ――英語、第三外国語、その先に再び日本語

第11章 Don’t Think Twice:ズレてる方がいい

■A面 抜き書き帳――わたしが、変わる。生きていく

■B面 暗唱カード――百冊の消滅。ひとつに、なる

概要 百冊で耕す<自由に、なる>ための読書術

作者の名言を紹介します。僕なりの解釈も入れていきます。

 

 

「目指すのは百冊読書家」

百冊の本を持つことでは無く、百冊の繰り返して読むことの出来る本を見つけるいう意味です。所有する本は百冊だけ、小さな本棚一つ分人生で見つけることが出来たら幸せな事です。新しい良書が見つかれば、その本棚を更新していきます。「百冊をどうやって見つけていくのか」本書では終始述べられています。

 

 

「小説とは空気を味わう物」

「あらすじが言えることが読書ではない。本を読んでいた時どんな空気に包まれていたのか、作品の空気を感じる事が重要なのである。」

小説は速読するための読みのもではありません。小説全体に流れる空気、読んでいる時の自分の感情を味わう物です。速読の技術が紹介されている昨今、小説は速読するものではないという作者の意見です。

 

 

 

電子書籍は資料であり、本ではない。本は読むだけでなく、本は眺めるもの、撫でまわすもの、読んだ時間、読んだ場所、読んだ日差し、風の匂い、五感を使って記憶に定着させるものである」

電子書籍がいいのか、紙の本がよいのか、本は購入するのがよいのか、借りてもいいのか。この場面で語られます。電子書籍は検索ができ、手軽に持ち運ぶことが出来ます。しかし、背表紙や本の厚さ、本の質感などを感じ取ることが出来ません。紙の本は本棚に並べて感じる事ができます。電子書籍、紙の本それぞれに良さがあります。どちらが良いかは判断していく必要があります。

 

 

 

「問いはあるのではない。答えは探すものではない。問いも答えも自分が創るものだ。それを可能にするのは、読書だけだ。」

読書だけが「わかる」快楽を与えてくれます。そもそも「問い」、「答え」は自分で見つけるものです。そもそも「問い」を作ることが難しいです。

 

「読書とは問いを自分で言葉に出来るようにする、遠回りの、確実なトレーニングだ。」

正しく問うことができて初めて暫定的な答えが現れます。それが「わかる」ということ、「知識」が堆積し「理解」という現象になります。

 

 

 

 

「よさが分からない読書は時間の無駄ではない。」挑んで、跳ね返されたという体験が大切なのである。

漱石や鴎外といった古典は面白いのである、面白くないのは自分に原因があるのである。」

ぼくは「人間失格」や「坊ちゃん」などを10代前半で読み、「わからなかった」、「面白くなかった」記憶があります。それが挑んで跳ね返されたという体験であったと理解できました。10代前半は腎経験もなく、世の中の事を知らなさ過ぎたのでそう感じたのだと思います。30代になった今もう一度チャレンジしてみようかと思いました。

 

 

 

 

「一人きりでいられるということ、孤独に耐えられるという事。それは強くなることである。」

「だれも、わたしの頭の中に手を突っ込むことはできない」

「勉強は終わりがない」

「幸せな人とは本を読む人の事だ」

 

 

まとめ 百冊で耕す<自由に、なる>ための読書術

僕は読書する理由。それは新しいことを知ったり、勉強したり、小説を読んでワクワクしかったわけではなかったのかもしれないです。「一人になる時間を楽しむ」ことだったのかもしれません。本書でも述べられていますが、現代社会はネットやSNSなどで24時間誰とでも繋がることが可能です。というより繋がってしまいます。一人になる時間は意識して作らないとできません。読書は一人の時間を作るのには有効なのです。

人とのつながりに疲れた時、気分が上がらない時は自分をふるいだたせてくれる本が数冊見つかるといいなと思いました。

あいさつ・しきたり・四季・ことわざ 味わい、愉しむ きほんの日本語

 


 

日本で生活する上で【日本人の心】というものを感じる事がありますよね。例えば、冠婚葬祭でのマナーです。学校では教えてくれない一般常識としてあります。また、四季折々の表現の仕方です。ニュース番組を見ていると「立春の今日は・・・」、「五月雨の・・・」など季節、雨の表現は数えきれないくらいあるように感じます。それらを上手く使うと風流だなと感じる一方で、それらを勉強する機会はないように思います。

そこで今回紹介する本を読むと、豊かな日本語の世界を再発見できます。

【日本人】について再認識したい方にオススメの書籍です。日本人としてのマナー、人付き合い、神仏習合の文化、生き方、日本の四季の感じ方などについて勉強できます。辞書のように1家に1冊は置いておきたい書籍です。

 

【目次 あいさつ・しきたり・四季・ことわざ 味わい、楽しむきほんの日本語】

第1章 日本人の心づかい
 ・パート1 人づきあい
 ・パート2 「ハレ」の日
 ・パート3 身につけたい心がけ
 ・パート4 神仏と日本の暮らし
第2章 ことわざ
 ・人生
 ・人間性
 ・社会生活
 ・日常
 ・自然・文化
第3章 日本の四季
第4章 生き方


【文章構成 あいさつ・しきたり・四季・ことわざ 味わい、楽しむきほんの日本語】

さわやかな背景で絵は少なめです。筆者の使えたいことがびっしりと書かれています。前から全部読んでいくと途中でしんどくなるかもしれません。自分の興味が所をピックアップして読んでいった方がいいかもしれません。目次は親切で細かく区切ってあります。本末に索引はありません。

 


【内容 あいさつ・しきたり・四季・ことわざ 味わい、楽しむきほんの日本語】

第1章は日本の日常での常識について意味やあいさつの語源、行事などを解説しています。
日本で産まれ日本でずっと暮らしていますが、知らないこともたくさんあります。「上座、下座」、「神仏」などです。誰も教えてくれないが、知っていて当たり前。知らなかったり、間違えたことをすると常識が疑われます。誰も教えてくれない常識がここでは勉強できます。

 

第2章はことわざについて。本書はことわざを心の安定剤と考え、どんな考え方をするのか書かれています。42のことわざが紹介されていますが、皆さんはどれくらい知っているでしょうか。
ことわざは古来中国や仏教から入ってきています。人間関係や仕事で上手くいかなかないとき「なんで自分だけこんなつらいことを」考えてしまいます。そんな時ことわざが自分の味方をしてくれるかもしれません。この章は他の3つに比べると「日本人」を学べるところは少ないかもしれません。

 

第3章は日本の四季について。日本が四季があります。それを立夏立冬立春などさらに24に区切ります。そしてさらに72に区切ります。5日に1回季節が新しくなるという考え方です。365日毎日季節が移り替わっていく様子を俳句や短歌にしました。「月」を見て、「風」を感じ、「雨」に濡れ五感で季節を感じてきました。自然を感じる事ができるというのは日本人の特徴といってもいいかもしれません。「寒い」や「暑い」だけでも季節を絡めると様々な事が見えてきます。

 

第4章 は生き方ついてです。日本人の道徳観などについて書かれています。礼儀、作法などです。日本人が古来から守ってきた価値観など勉強できます。今の世代が上の世代に関して感じている堅苦しさや、親しみにくさはこの辺りなのかもしれません。今の世代はここを学ぶことで上の世代への理解が深まりより接しやすくなると思います。仕事などで世代間ギャップを感じている人は一度目を通しておきたいところです。

 

 

【まとめ あいさつ・しきたり・四季・ことわざ 味わい、楽しむきほんの日本語】
【日本人】とは?ということを改めて勉強できて良かったです。我々ゆとり世代、Z世代は正直上の世代の考えていることが分かりません。礼儀や地域コミュニティーの大切さなど理解できません。本書はそれらを埋め合わせてくれるのに持ってこいの一冊でした。昨今のビジネス本を読むと「バブル世代やロスジェネ世代はZ世代を理解していく必要がある」と説いている本が多いです。各世代がお互いの文化を完全に理解することは出来ませんが、歩み寄ることはできます。我々ゆとり世代、Z世代はこのような本を読んで日本人の考え方を再認識してもいいかもしれませんね。ちょっと頭の片隅に入れておくだけでもいいと思います。

2歳9ヵ月!のんびり息子の成長記録

今月のベストショット! 

お出掛けはくまちゃんと一緒
 
熊取ゆめもり公園にて。
綺麗な桜をバックにパシャっ

成長記録をまとめ始めたきっかけは、早産で成長がゆっくり。


出生体重:2048g 出生身長:44cm

妊娠35週で産まれたので、1ヵ月以上早産でした。
成長がとてもゆっくりで、
平均と比べると全て遅めです。

以下、息子の場合。参考までに…
首すわり 5~6ヵ月
寝返り 6ヵ月
ハイハイ 9ヵ月後半
お座り 11ヵ月
かまり立ち 1歳前
伝い歩き 1歳
一人歩き 1歳半
そこで、1ヵ月毎に成長記録をまとめて、
些細な成長も気付けるように…と
毎月5日に更新しています。

今月(2歳9ヵ月)の成長記録

 
出来るようになったこと

✔ 3ピースのトミカパズルは、バラバラの状態から全部揃えられるように
✔ 公園の滑り台はお手の物!高くても頑張って自分で階段を登り、一人で滑るのが上手になった
ハマっている遊び

✔ パズル(3ピースをコンプリートしたので、次はもう少しピースの多い、はたらく乗り物パズルに挑戦!全て100均です。笑)
困っていること

✔ 階段の上り下りがまだ下手で、手をついて登ることが多い
お喋りの状況

✔ 公園に行こうねと言うと「こうえん」と真似したり、簡単な単語は真似することが増えた
今後の目標

✔ 前月に続きオムツ、ズボンを履く練習
  【 ↓ その為に工夫していること】
  椅子に座って一緒に手を添えながら履く練習中
 

2歳9ヵ月、大好きな車の車種は親以上に詳しい

車の雑誌が大好きで、ほぼコンプリートしています(笑)
〇〇〇は?と車種を聞くと完璧にそのページを開きます。自分で言える車種(クラウン、アクア、アルファードアウディハリアーなど)は、街中で見かけると間違うことなく言っています。

車の雑誌は受験生の参考書のような読み込まれ具合。興味のあることは自ら勉強するタイプです(笑)
どうにかそれを活かして、パズルもトミカパズルにしたり、乗り物の名前縛りでお手製の”あいうえお表”を作ってみたりと工夫しています。

今月の熊取町での子育てをピックアップ!

 今年度の”すこやか”が始まりました
週2回通っていたのが、今年度から週4回通います。
今年度一発目、久しぶりで嫌がらないかドキドキしていましたが、すんなりと教室に入っていき嬉しそうでした!母ホッとしました(笑)
親が楽しんでいると子供にもそれが伝わるかなぁ…と思うので、私も全力で楽しみ、今後も親子で楽しく通いたいと思います。

心理的安全性がつくりだす組織の未来


 

本書は会社で働くすべての働く方に実りのある本です。経営者は社員の本音はどうなのか、チームリーダーはメンバーをまとめいくテクニックとは、若手社員は勇気を出してしっかり本音で意見を述べる事の重要性が学べます。そしてこれから社会に出ていく学生さんは今の日本が直面している会社の問題点を学ぶことができます。

会社で心理的安全性が保障されていると「社員が気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられます。」この心理的安全性を保障する方法が終始本書では書かれています。

〇文章構成 心理的安全性がつくりだす組織の未来

各章の文末にまとめがあるため、各章を読み始める時と読み終わった時に見ると内容がより頭に入ってきます。

第1章 心理的安全性とは何か

第2章 欧米と日本の組織づくり

第3章 日本の精神文化とは

第4章 日本における心理的安全性の高め方

第5章 自分の心理的安全性の高め方

第6章 心理的安全性を高めた組織変革事例

第7章 経営者インタビュー

アメリカのフォード、ドイツのフォルクスワーゲンをはじめ、日本のトヨタタニタなどの有名な企業の実例が紹介されています。

3時間あれば読み切ることができます。ホワイトカラーのビジネスマンであれば、頭の片隅には入れておきたい内容です。

〇各章をでまとめる 心理的安全性がつくりだす組織の未来

第1章 心理的安全性とは何か

心理的安全性とは「みんなが気兼ねなく意見を述べることができ、自分らしくいられる文化」のことです。心理的安全性が担保されないと、人は無意識のうちに4つの自己印象操作を行います。

①無知だと思われたくない→必要な事でも質問せずに相談もしない

②無能だと思われたくない→ミスを隠すし、自分の考えを言わない

③邪魔だと思われたくない→助けを求めず、不完全な仕事でも妥協する

④否定的だと思われたくない→議論をせず、素直な意見を言わない

第2章 欧米と日本の組織づくり

欧米の経営の特徴として1910年代のフォードが例に挙げられています。経済合理性の観点から日本とは対照的です。その当時高価で一般的でなかった自動車を大量生産で低価格で販売しました。農民でも購入できるように、そして労働者に多くの賃金を払うように、社会全体にお金がいきわたるようにフォードは焦点を当てたのでした。そこには日本的な「徳」や「三方良し」という考えはなく、如何に経済を回していくか、それだけです。

一方、日本の経営の特徴は家族主義。いったん会社に就職すると定年まで勤めあげることが当たり前とされてきました。個人はプライベートよりも仕事を優先し、会社に忠誠を尽くす代わりに定年までの生活が保障されます。

第3章 日本の精神文化とは

日本の文化は「恥の文化」と本書では解いています。恥の文化とはその場(会社での場や友人での場、家族での場)での役割から逸脱した行為を恥ずかしいと感じる文化のことです。また、「恩」の文化でもあります。生まれながらに親に対して「恩」を背負っています。アメリカの文化では親からは無償の「愛」を受けていると捉えます。日本人は「恩」を感じているので一生かけて返していこうとします。アメリカ人の無償の「愛」は返していくという考えはありません。

日本人の根底には「恩と恥と義理」というものがあるのです。

第4章 日本における心理的安全性の高め方

Z世代を受け入れるにあたり、現在現場のリーダー格であるバブル世代は考え方を改めなければならない。世代については第2章で説明があります。団塊の世代、バブル世代、就職氷河期世代、ゆとり世代、Z世代。

上司である自分は部下よりよ偉いから部下は指示に従うべきという観念はZ世代には通用しません。ゆとり世代、Z世代は対等な関係を望んでいるのです。

心理的に安全な組織とは①情報共有がスムーズで透明であること②お互いに気兼ねなくフィードバックが出来ること③操作主義にならないこと(人に操作されていると気が付くとそれに反発するように心理が働きます。)

心理的に安全な会議を行う方法は①議題と目的を事前に共有する②アイスブレークする③タイムスケジュールを管理する④今感じていることをメンバーに言葉にしてもらう⑤役割と行動計画の決定

第5章 自分の心理的安全性の高め方

心理的安全性を鍛える方法として瞑想が書かれています。瞑想することで集中力やリーダーシップの力が鍛えられるようです。実際の方法なども記載されているので参考になります。

ビルゲイツジョブズ松下幸之助が実践していました。

第6章 心理的安全性を高めた組織変革事例

作者がコンサルとして入った4つの事例が紹介されています。

硬直した組織の変革、ビジネスモデルの転換、部門間の壁の打破、組織変革は意識改革

具体的な会議の方法や各社の考え方が書かれて参考になります。

第7章 経営者インタビュー

滝沢ハム株式会社、伊那食品工業株式会社、株式会社ネットプロテクションズ、株式会社タニタの社長のインタビューです。それぞれの社長が風通しのよい雰囲気どのように作っているのか学べます。

〇まとめ 心理的安全性がつくりだす組織の未来

①ルールを明確化すること

日本人お得意のその場の雰囲気を感じてルールを作らないはなしです

②働く意義を考えること

人は幸せを求めます。仕事の幸せを担保するのが、「働きやすさ」と「働き甲斐」です

③メンバーへの関わり方

自分含めたメンバー個人の良し悪しのレッテル貼りをやめます

④自分のあり方

自分が平常心でいられるように、心の平穏を瞑想などで鍛えていきます。

総括すると非常に読みやすいビジネス本でした。

2歳9ヵ月!のんびり息子の成長記録

 
今月のベストショット! 

大好きな消防車に乗せてもらった

成長記録をまとめ始めたきっかけは、早産で成長がゆっくり。


出生体重:2048g 出生身長:44cm

妊娠35週で産まれたので、1ヵ月以上早産でした。
成長がとてもゆっくりで、
平均と比べると全て遅めです。

以下、息子の場合。参考までに…
首すわり 5~6ヵ月
寝返り 6ヵ月
ハイハイ 9ヵ月後半
お座り 11ヵ月
かまり立ち 1歳前
伝い歩き 1歳
一人歩き 1歳半
そこで、1ヵ月毎に成長記録をまとめて、
些細な成長も気付けるように…と
毎月5日に更新しています。

今月(2歳9ヵ月)の成長記録

 
出来るようになったこと

✔ 靴下、靴を少し手伝うと自分で履けるようになった
✔ 3ピースのトミカパズルを自分で揃えられるように。あと一息!
ハマっている遊び

✔ 手作りダンボールハウスに夢中
困っていること

✔ ご飯のイヤイヤ期がまた!?お茶を飲んでばかりで、中々ご飯が進まない…
お喋りの状況

✔ 「ありがとう」「落ちた」「かっこいい」徐々に単語が増えてきた!車が好きすぎて、クラウン、ハリアー、アクアなど車種も言うように(笑)
今後の目標

✔ オムツ、ズボンを履く練習
  【 ↓ その為に工夫していること】
  椅子に座って一緒に手を添えながら履く練習中
 

2歳9ヵ月、ありがとうが言えるように。

「はい、どうぞ」「ありがとう」のやりとりが出来るようになりました。オモチャを貸してもらった時も自分から「ありがとう」と言っていて感動しました。今までは考えられなかったことも、彼なりに確実に成長していて、親としては嬉しい気持ちでいっぱいです。これからも彼のペースに合わせてゆっくり温かく見守っていきたいです。

今月の熊取町での子育てをピックアップ!

 ふれあいセンター”すこやか”に通っています
10時~12時まで、自由遊びや課題活動、トイレやご飯、一連の保育を親子で参加できる”すこやか”に週2回通っています。4月からは週4回、親子で頑張ろうと思っています!
周りのお友達を見ながら、タオル掛け、手洗い、帳面にシール貼り、ご飯、トイレ…日常生活のことを少しずつ自分で出来るように練習中です!

<医学書>感染症レジデントマニュアル

医学書感染症レジデントマニュアル 第二版 藤本拓司著 医学書院出版
オススメ度:5
薬剤師、研修医に感染症を勉強するためにおすすめの本を紹介します。
#抗生剤#ポリバレント#感染症#抗菌薬#全身管理#認定薬剤師#基礎勉強#黄色ブドウ球菌#大腸菌#肺炎桿菌#グラム染色#細菌検査室

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感染症レジデントマニュアル第2版 [ 藤本卓司 ]
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はじめに

今回紹介する本は医療系の専門書です。微生物学の勉強したい方にもオススメです。
本のページ数も多く、自分が知りたいところを調べる辞書としても活用できます。ぼくも端から端までは読んでいません。要所要所で10回くらい読んだところもあります。

概要

感染症の病態、細菌の特徴ついて勉強できます。もちろん抗菌薬の特徴についても書かれています。本書の特徴として各病態で感染源となる菌、治療薬について詳しく書かれているところです。診断方法などについても書かれています。細菌の耐性状況、グラム染色の特徴なども書かれております。
今回は病態として肝膿瘍と蜂窩織炎を、細菌の特徴として大腸菌と肺炎桿菌を内容として紹介します。

内容

肝膿瘍

膿瘍とは菌の塊をいいます。この菌の塊は非常に抗菌薬が効きにくいので体から取り除く(ドレナージする)ことが基本となります。ドレナージが困難な場合、ドレナージ後の治療として抗生剤が使われます。

肝膿瘍は細菌性とアメーバ性に分類されます。
細菌性の起因菌は大腸菌、肺炎桿菌、腸球菌、レンサ球菌、嫌気性菌などの複合感染であることが多いです。治療薬としては嫌気性菌カバーまでできる広域スペクトラムのものが選ばれます。軽症の場合はセフメタゾール、ユナシンなど重症の場合はタゾピペ、メロペンなどです。治療期間は4-8週と長くなります。
アメーバ性の場合は男性に多く、性感染症を疑います。胸膜痛や胸水などの呼吸器系症状を訴えられる場合もあります。治療薬としてはアネメトロとなります。

蜂窩織炎

原因菌は黄色ブドウ球菌とレンサ球菌が多いです。黄色ブドウ球菌の場合はセファゾリン、レンサ球菌の場合はビクシリン、菌が不明な場合はユナシン、ダラシンなどが選択肢として上がってきます。治療期間は5-10日です。

大腸菌(Escherichia coli)

グラム陰性桿菌
市中でのビクシリン耐性は40%、レボフロキサシンの耐性も進んできています。尿路感染の起因菌として有名です。
また、ESBL産生菌と呼ばれるモノもいます。いわゆる耐性菌です。ESBLを産生している場合セフメタゾールやメロペネムを使用する必要が出てきます。患者の状態をみたうえで薬剤は慎重に選ぶ必要があります。セファゾリンに感受性がある場合もあります。
市中と院内の耐性状況もグラフに描かれているので本書でご覧ください。

肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)

グラム陰性桿菌
クラブジエラと言った方がわかる方もいるでしょうか。僕はこの菌で躓いたと言っても過言ではありません。書籍によって肺炎桿菌と書かれたり、クラブジェラと書かれたりします。そして肺炎と書いてあるのに実は腸内細菌です。肺炎、尿路感染の原因菌になります。ESBL産生菌も存在します。ビクシリンに対しても自然耐性です。セファゾリンを含むセフェム系に感受性を示すことがおおいです。

まとめ

辞書として活用出来る本書は感染症を勉強する上で必須です。これをしっかり学ぶことで同期と差がつきます。感染症について病棟で相談されても怖くなくなると思います。

<医学書>絶対わかる 抗菌薬 はじめの一歩

医学書>絶対わかる 抗菌薬 はじめの一歩    矢野晴美著
羊土社出版2010年初版
オススメ度(5段階評価):5
#抗菌薬#感染症認定薬剤師#レジデント#研修医#薬剤師#感染症
#細菌感染#抗生剤
抗生剤を基礎の基礎からプライドを捨てて学びたい方にオススメです。
ちなみに僕は2回は読みました。

 

 

はじめに

抗菌薬を勉強するための専門書になります。研修医、薬剤師がまず最初抗菌薬を勉強するには最適な本になります。各抗菌薬の特徴が分かりやすく書かれています。この本を1冊理解できると先輩からはよく勉強しているなと褒められると思います。

概要

それぞれの抗菌薬を中心に細菌などがざっくりと書かれています。
ざっくりとしたスペクトラムを掴むことができます。臨床的な事や治療、各細菌の特徴を掴むためには他の本を読む必要がありますが、抗菌薬の特徴を勉強するだけなら本書で十分です。少し古めの本ですが、問題は特にないと思います。
章末には問題や臨床事例が記載されています。

内容

細菌は大きく分けるとグラム陽性菌グラム陰性菌、嫌気性菌になります。グラム陽性菌には腸球菌、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、グラム陰性菌には大腸菌、肺炎桿菌、SPACE(院内関連感染を起こす菌の頭文字)、嫌気性菌にはバクテロイデスフラギリスなどにざっくり分類されます。抗菌薬はこれらどれに効果があるのか勉強しているとよく分かるようになります。
これを知っているだけで他の薬剤師、研修医より1歩リードできます!!

ペニシリン
開発された経路を辿るとカバー出来る細菌の範囲が分かります。
セフェム系
第1世代はグラム陽性菌に効き、世代が進むに連れて陽性菌には効きにくく、逆に陰性菌に効くようになります。第4世代は陽性菌にも陰性菌にも効くイメージです。
ニューキノロン
スペクトラムは広めです。細胞壁のない菌にも効果があることが特徴です。SPACEカバーもできます。薬によっては、嫌気性菌や一部の菌には効果がないこともあるのでそれぞれの薬剤のスペクトラムは見る必要があります。
マクロライド
細胞壁のない菌にも効果があります。グラム陰性菌の一部のカバーが主になります。
テトラサイクリン系
細胞壁のない菌にも効きます。グラム陰性菌の一部をカバーします。

まとめ

抗菌薬のスペクトラムの基礎を学ぶのには最適な本です。
まずは、どこら辺の菌に効果があるのか雰囲気を知るところから始めましょう!この本をマスターするだけで、他の人とは差がつきます!

目次

Lecture1スッキリわかる感染症へのアプローチ
1感染症診療の基本事項
2抗菌薬の基本事項

Lecture2これが必須の知識
~各抗菌薬の特徴と使い方~
1ペニシリン系抗菌薬
2 セフェム系抗菌薬とモノバクタム系抗菌薬
3カルバペネム
4グラム陽性球菌カバー薬
5アミノグリコシド
6ニューキノロン
7マクロライド
8クリンダマイシン
9テトラサイクリン
10メロトニダゾール
11ST合剤がある事

いざ実践!CaseStudy