節約にゃんちゅうファミリー

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<ビジネス書>フューチャー・バック思考 未来を変える、ビジネス・リーダーの思考法

<ビジネス書>フューチャー・バック思考 未来を変える、ビジネス・リーダーの思考法
マーク・ジョンソン ジョシュ・サスケウィッツ 著 福井久美子訳
実務教育出版 2022年初版
オススメ度(5段階評価):1

先見の明を身につけたい方、経営者、リーダー、管理職の方にオススメです。組織を活発にさせる目的で若い方が読んでも学びが多いです。
#ジョズベゾス#Amazon#プレゼントフォワード思考#ジョンソン・エンド・ジョンソン#若い経営者#若いリーダー

 

 

 

はじめに

僕は薬剤師という今の職業以外の肩書きが欲しいと思っています。ブロガー、経営者、ファイナンシャルプランナーなど一般的な薬剤師とは異なることをやっていきたいと思っています。今回紹介する本は「未来を変える、ビジネスリーダーの思考法」とタイトルに書いてあり、興味を持ちました。この本はどのようなプロセスで先見の明のある偉大なリーダーたちが考えているのか勉強できます。
1人の会社の歯車として働く僕が読んでまとめてみます。

本書の読み方

経営者や管理職でないと実践するのが難しい場面はいくつもあります。前半は絵や図も多く読みやすいですが、後半になるとそれも減り内容はかなり高度になってきます。今の自分に関係なさそうな所は飛ばし読みで、今日から自分にできそうな所はしっかり読んで頂けたらと思います。

概要

まず、フューチャーバック思考とプレゼントフォワード思考の違いについて述べらています。お互いに利点や欠点があり、一概にどちらが良いとは言えません。フューチャーバック思考は画期的なイノベーションを生むが、長期的なスパンが必要でマイノリティーな考えになることが多いです。プレゼントフォワード思考は企業が拡大や持続していく時に使われる考え方です。

次にフューチャーバック思考を使うと企業はどのようになっていくのか述べられます。医薬品企業のヤンセンファーマ(ジョンソン・エンド・ジョンソングループ)、デジタル関係でアップルなどの戦略が書かれています。他者とは異なるアプローチで社会に貢献している戦略は参考になります。

最後にフューチャーバック思考の定着、応用法が述べられます。この思考法は活用してこそ意味があります。何もしなければ基本的にプレゼントフォワード思考で物事は進んでいきます。所属する企業の理念としてまた、自分自身の考え方としてフューチャーバック思考を取り入れていく方法が書かれています。

内容

フューチャーバック思考とプレゼントフォワード思考

フューチャーバック思考とは目的地を考えてそこに行くまでの計画を段階的に策定し実行する考え方です。つまり、ゴールを決め逆算的に中短期的な目標を決めます。ゴールをどのように定めるかが1番大切になります。ビジョンや大きな変化をもたらす戦略を練ることができ、新しいビジネスモデルや市場を生み出すイノベーションを起こすことが出来ます。

フューチャーバック思考と対照的な思考がプレゼントフォワード思考です。今あるものを拡大していく考え方です。直線的に成長路線を維持します。パフォーマンスを強化したりイノベーションを維持します。
前者は0→1、後者は1→10というイメージでしょう。

フューチャーバック思考を実践する企業

各産業の変化は確実に起こり、自動車は自動運転になり、メディアはVR、ARに生命科学は細胞療法、遺伝子療法へとシフトしていきます。
医療業界からヤンセン、食品メーカーからはネスレなどの戦略が描かれています。
ヤンセンは疾病のない世界を実現するために病気の蔓延が過去の遺物となるような世界を目指しています。生命科学分野の企業が、病を効果的に予防し阻害しそして治癒できるソリューションを発見して有効活用する社会を目指しています。そのためにビジョンの実現を加速しそうな技術、ソリューション、製品を開発する為の計画書、ビジネスモデルの開発をしています。

思考のバランス

全ての考えをフューチャーバックにする必要はありません。90%はプレゼントフォワードで10%はフューチャーバックであれば大丈夫です。フューチャーバックはある種ハイリスクの投資商品と似ているところがあるかもしれません。成功の保証があるイノベーションを生み出せるとは限りませんし、実現するには長期的実践していく必要があります。未来を考えるということで、10%は必ずポートフォリオに入れておく必要がありますが、チームの存続を考えるとこれくらいのバランスがちょうど良いです。

リーダーに求めらる力

本書では企業でフューチャーバック思考を取り入れる方法がいくつか紹介されています。前提として上層部がある程度この考えに関心を示さなければ、ほとんどの刷新的なベンチャー事業はスタートすらできないです。何も知らなくて、何を学ぶ必要があるのかチームで理解しておく必要があり、リーダーは常にチームを団結しておく必要があります。ビジョンを全体に共有し、どの能力が必要でどのようにバランスを取るか把握します。実行力や経営手腕と同じくらい探求力と構想力が必要になります。

まとめ

フューチャーバック思考が次世代のリーダー、イノベーションを起こす企業には必要な考え方ということが分かりました。ゴールを最初に考え、中期短期的目標を考えます。ゴールはなりたい自分、達成したい事で大丈夫です。ゴールは現代は存在しない物、非常識な物でも問題ないです。そこに到達するまでのプロセスさえクリア出来れば。適切なゴールを定めることこそ大切です。
遠くのゴールを決めるために僕は本を読んで沢山の知識を得たいと思います。ぼくの最終目標はFIREすること、インフルエンサーになることです。