節約にゃんちゅうファミリー

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<ビジネス本>AIを超えるグローバル子育て術~想定外の世を最高に幸せに生き抜くカギは「自頭力」!~Web3.0時代にふさわしい必読書

<ビジネス本>AIを超えるグローバル子育て術~想定外の世を最高に幸せに生き抜くカギは「自頭力」!~Web3.0時代にふさわしい必読書
スカーレット著 出版:セルバ出版 初版:2022年7月
読書時間:3時間
オススメ度(5段階評価):2
子供の教育方針に悩まれている方にオススメです。親子で考えることを癖づけてAIに負けないようにしましょう。
#子育て#モンテッソーリ#ユダヤ的#2040年#2030年#教育論#ネット時代#考察力

はじめに

本のタイトルにある「地頭力」と「AIを超える子育て術」という言葉でこの本を読もうと思いました。子育てに関するノウハウが書かれている本になります。

 

 

概要

第四次産業改革と言われる現代AIが様々な業種で取り入れられています。人間としてどのように生き、機械と違いを出していくのか解説されています。
これからの子供たちの65%以上が現代経験したことのない職業に就くと言われています。言い換えると今の仕事はAIに代行してもらうということです。AIは過去のデータから分析して答えを出します。我々は頭で考えて答えを出します。「頭で考える力」をどのように鍛え、生かし活用していくのかこの本には紹介されています。
大切な内容は何回も繰り返し出てきます。作者の独断と偏見による内容も多少あるので実際の子育てに活かしていくかどうかで取捨選択してください。

内容

地頭力はなぜ必要?

本書でいう地頭力というのは暗記する力ではありません。問題解決能力つまり考える力を言います。この力が強いと物事の本質を見抜き、物事を抽象的に捉え、知識や経験から答えを導きだせるようになります。暗記する力を重要視していないのは機械やAIの存在があるからです。昔は友達の電話番号や誕生日を暗記していました。しかし今はスマホが覚えてくれます。暗記は機械がしてくれます。莫大な量を覚えることは機械の方が得意です。
では人間が得意なことはなんでしょうか?それが考えることです。機械は同じ単純作業をすること、プログラミングされたことから答えを出すことはできます。しかし新しい事象を作り出すことは現代の仕組み上できません。新しい物を生み出すのは人間です。人間の脳が新しいことを生み出せるのです。
哲学者パスカルの言葉に「人間は考える葦である」というものがあります。

アメリカ日本の教育を比べてみよう

日本での教育は暗記型であることが多いです。教師から教えられたことを暗記します。テストでいい点が取れると受験に合格し、給料が多くもらえる会社に入社できます。答えの存在する物をインプットし、それをアウトプットする教育です。
一方アメリカはコミュケーションや考察力を鍛える問題解決型の教育です。スピーチの練習は小学校低学年から始まります。初対面の方ににっこり笑顔を作って握手することは基本だと教えられます。数学を勉強する時も実際にどのように活用できるのかをふくめて教えられるようです。
ちなみに知的好奇心には2つ種類があります。1つは「なぜ、どうして?」を知りたがる問題解決に関する好奇心。もう1つが「何なのだ?」を知りたがる知識に関する好奇心。前者は考えることで、日本人が特に苦手としている分野です。後者は調べて覚えるといった感じで日本人が得意とする分野です

数学の力は考える基本

数学は論理的思考、仮説的思考、抽象化思考などを総合的に網羅しています。公式を覚え使えることは大切ですが、それだけでは考える力はつきません。根本的な問題点を洗いだし、図形的や代数的に考え答えを導き出すことが大切です。答えを出すことがゴールのように思えますが、それにたどり着くまでの「解き方」が大切です。複数の解き方を探すのも考える力を鍛えるトレーニングになります。
図形力は子供の頃からでも鍛えられます。パズルやレゴブックなど遊びの中からできます。

子供と接する時間を持とう

最後は当たり前かもしれませんが子供とのコミュニケーションの大切さを紹介します。好奇心を持ち始めた子供は「どうして?」「なんで?」と問いかけてきます。それに対してできるだけどうしてそうなるのかを一緒に考えるようにしましょう。もし答えを知っていたとしても一緒に考えることで、考えることの練習になります。また、子供は親の姿を真似ます。考えることを親がしなければ、子は考えません。
本の読み聞かせも大切です。答えを見つける方法として書籍は欠かせません。子供のころから本を読み聞かせることで本が身近になります。また、親が読書をしている所も積極的に見せていきましょう。読書をすることで読解力、語彙力、速読力などが身に付きます。膨大な量の情報から大切なセンテンスを探し出す力も養えそうです。

まとめ

うちの子供は現在2歳です。これからの時期彼は好奇心の塊になるでしょう。親としてその好奇心に真摯に向き合っていきたいと思います。色んなことを一緒に考え一緒に調べます。そして答えにたどり着くまでのアプローチを一緒に体験します。また「本が好き」、「立体や図形が好き」といってもらえるように日頃から読み聞かせやパズルなどを一緒にやろうと思いました。考えることが好きな子に育ってくれたら嬉しいです。考える力が必ず息子を凄いところに連れていくと僕は信じています。