節約にゃんちゅうファミリー

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<ビジネス書>1日5分で未来が変わる!こどもSDGs大図鑑365

1日5分で未来が変わる!こどもSDGs大図鑑365 斎藤学
実務教育出版 2022年7月初版
読書時間:4時間
オススメ度(5段階評価):5
初等教育#世界を救う#イノベーション#変革期#2030年#気候変動#サステナビリティ#ESG#持続可能な社会#世界共通の成長戦略#平等な社会#誰でもできるSDGs

SDGsって一体何から取り組んだら良いかわからなくて悩んでいる方にオススメです。小学生にはもちろんオススメですが、大人が読んでも学びが多い内容です。

 

 

はじめに

SDGsは最近のトレンドです。現在の若い方は商品を選んだり、就職先を選ぶとき、SDGsにどのように貢献しているのかを見ると聞きました。SDGsは30代以降の方よりも、もっと若い人の方が真剣に考えている印象があります。最近は学校の授業などでも取り上げられていると聞いています。

大人の僕は教えてもらう機会がないので今回書籍で学ぼうと思いました。学生時代に習った事だけでは、これからの時代は乗り切れそうにないです。頭の中をアップデートして持続可能な世界作りに貢献していきたいです。僕たち家族は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

概要

この本はフルカラーでイラストも多いです。SDGsとは何か?どんなことに取り組めるのか?未来のために出来る事は何か?を子供が考えるために書かれた本です。365個の項目があり、1日1ページ読める形式になっています。本書で紹介されている子供でも取り込める内容は「知ること」、「家族や友達、学校で話題にすること」、「無駄を減らすこと」などです。知って話題にすることだけでもSDGsに貢献できるというのは目からうろこでした。SDGsを真剣に考えた未来の大人がイノベーションを起こしたり、今ある技術を進化させるかもしれません。SDGsは会社などの組織だけが貢献できるわけではありません。僕たち一般人にも出来る事はあります。関係ある問題ではありません。個人でも出来ることはあります。今回取り組めると思った内容を「知る」、「話題にする」 、「行動する」の3つに分けて箇条書きで紹介します。横に書いている数字は目的となる目標の番号です。上に17個の目標を載せています。

内容

SDGsのおさらい

SDGsとは2015年に国連で採択された、2030年に向けた全世界共通の持続可能な成長戦略です。17個の目標があり、その中に169個のターゲットと232の指針があります。いつまでに達成するのか期限設定されているものもあります。

こちらにもSDGsについての本の紹介をしています。SDGsの成り立ちや考え方が学べる本です。

「知る」

  • 南スーダンの62%の子供が小学校に通えていない。1,4,16
  • 電気が使えない未電化地区に住む人は8億人弱いる。その3/4がサハラ以南に住んでいる。7,10
  • 文字の読み書きができない人がどれくらいいるか知ろう。日本はほぼ100%読み書きできるが、国によっては50%を下回るところもある。4,5,10
  • 妊産婦の死亡率を知ろう。日本での妊産婦死亡率は極めて低いが、世界には子供を産むことが文字通り命がけの国もたくさんある。3
  • 世界中に銀行口座がない大人は17億人にいる8,1,4,11,5
  • 世界の四大宗教を知ろう。キリスト教イスラム教、仏教、ヒンドゥー教。10,5,6
  • 世界の23億人の人が自宅で手を洗えない。6,11,1,3
  • 水不足で紛争が起きている。水不足は21世紀における地球規模の最も重要な解決すべき課題。6
  • 貧しい人が住むスラム街がどんなところか調べてみよう。11,10
  • HIVマラリア結核は三大感染症と呼ばれている3,16,17
  • 「豆」は肉の代わりになる。比較的やせた土地でも育ち、高たんぱく。。13,2,12,15
  • 世界には肺炎で亡くなる5歳未満の子供が年間80万人もいる。3
  • 絶滅危惧種についての動物を知ろう15,14,13,12,7
  • ジェンダーとは社会的、文化的な性別。「男は働き、女は家事をする」や「男子は黒いランドセル、女子は赤いランドセル」5
  • 日本はジェンダー平等の後進国であることを知ろう5
  • バッタやイナゴによる「蝗害」の被害を知ろう。2,13,15
  • 2100年の人口がどれくらいに増えているか知ろう。アフリカの人口が急増している見込み。1,2,3,4,6,8,10

「話題にする」

  • 家族や友達とSDGsの意義について話し合ってみよう。17
  • まわりの人とどんなことでSDGsに貢献できるか話し合おう17
  • バーチャルウォーターについて考えよう。バーチャルウォーターとはある製品を生産した場合に消費した水のこと。牛肉などの畜産製品で大量の水が使われている。6,12
  • 自分の身を災害から方法を考えて家族で避難経路などを話し合おう。11

「行動する」

  • 手助けを積極的にしよう 。日本人の約13人に1人は障害を持っている。10,11
  • 災害時の為にためにラジオの使い方を知っておこう11
  • 外食して食べきれなければ持ち帰ろう12,2
  • 環境に配慮した消費行動(エシカル消費)をしよう12,13,14
  • エシカルファッションについて理解し行動しよう。安い服をたくさん買って飽きたら捨てるなどの行動やめよう。製造工程で人権侵害がある場合もあることを知ろう12,16
  • 完全エコな自転車をもっと使おう7,11,3,13,17
  • グリーンカーテンで日差し対策をしよう。ゴーヤ、きゅうり、へちまなど植物を使ったカーテン。13,7,15
  • 大豆で作られた代替肉を食べてみよう。大豆は「畑の肉」「大地の黄金」と呼ばれている3,13
  • 買った食材は使い切ろう。食べきれなければ冷凍しよう。12,2
    SDGsに関する本を読もう4

まとめ

つらつら書きましたが、要するに知って話題にして、出来る所から始めてみようということです。自分の中でSDGsについてのハードルが少し下がりました。どんなことが起きているのか知り、話題にすることだけでも貢献につながるとは思いもしなかったです。お金をかけて難しいことに挑戦していくことだけがSDGsだと思っていました。企業や国単位でしか貢献できないと思っていました。しかし「家の中で自分に出来そうなことを探してチャレンジしてみる」、「身近な事でSDGsに反していることを改善してみる」、「SDGsに関する情報に触れる」など、小さなところからでも始めることができます。僕たち家族がブロガーとして出来る事は発信していくことです。身近なSDGsについて今後載せて成果発表をしていこうとと思います。